エルレア・ド・グリーシュ(17)
オルヴェル帝国の有力貴族、グリーシュ家の養女。 淡い金色の長い髪を持ち、瞳の色は深緑。 いつも冷静で、あまり感情を表に出さない。 第一皇子捜索の途中、人身売買の組織に連れ去られた。 「私は、エルレア・ド・グリーシュでは、ない……。」 |
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セレン・ド・グリーシュ(11) グリーシュ家の長男で、エルレアの弟。 淡い金の髪と、涼しげな水色の瞳を持つ。 素直で無邪気な性格の、姉様大好き少年。 何気に弓の腕が立つ。 「うん、見てて。」 |
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スウィング・セレナーデ・ノクターン・ド・リズム・ソルフェージュ(17) オルヴェル帝国の第二皇子。 蜜のような金の髪と、海のように深い青の瞳を持つ美少年。 普段は静かな印象を与える彼だが、まれに冷ややかな顔を見せる二面性を持つ。 初対面でエルレアに剣を向けた。 事件に巻き込まれたエルレアを救う為、組織の者と闘った際、剣に塗られた猛毒によって意識を失う。 解毒剤は飲んだものの、いまだ昏睡状態にある。 「あの時、僕を助けに来てくれたのは君?」 |
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シャルローナ・メイヴィル・ド・ロンド・ソルフェージュ(16)
オルヴェル帝国の皇族を構成する家の一つ、ロンド家の一人娘。 スウィングとシンフォニーの従妹にあたる。 燃えるような赤い髪を持ち、瞳の色は灰色。 皇族の中でも特に美しい容姿を持つ。 シンフォニーとの婚約が決まっていたが、そのシンフォニーが失踪。 1ヶ月以内にシンフォニーが帰ってこない場合はスウィングと婚約する事になるという。 現在、シンフォニーを追って旅をしている。 「どうして、あんな北の辺境へ?」 |
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ニリウス・ジャグラム(19)
クィーゼルと同じく、グリーシュ家の召し使いの一人。 現在は別邸・オパールで働いている。 茶色の髪と瞳を持つ、明るく元気な少年。 クィーゼルとは幼馴染。動物や植物が好き。 クィーゼルとともに、エルレアの付き人として皇太子を探す旅をしている。 「嬢さんは嬢さんのしたいようにすればいい」 |
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クィーゼル・ヴァレンシーヌ(18)
グリーシュ家に代々仕える家に生まれた娘。 黒く長い髪と、同じく黒い瞳を持つ。 グリーシュ本邸で使用人として働く少女。 スウィングやエルレアの一時的な休息所として、 グリーシュの別邸の一つであるオパール邸を提案した。 「…あたしまだ、許せないんだ。あいつのこと。」 |
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シンフォニー・フィル・ストリングス・ド・リズム・ソルフェージュ(24)
オルヴェル帝国の第一皇子(皇太子)。 スウィングの兄であり、シャルローナの婚約者。 いつも微笑みを浮かべている為、優しげな印象を受ける。 だが実際は目的のためなら手段を選ばず、偏愛主義。 皇宮の使用人マリアを連れて、皇宮から姿を消した。 「武器というものは、案外どこにでもあるものです」 |
イラスト/水城灯陽さん |