クリスマスの日に恋人を交通事故で失った霊感少女・紫。
幽霊が見える紫は、事故後も幽霊になってしまった恋人、嵐士とともに毎日を過ごしていた。
過ぎていくのは少し奇妙で、それでいて穏やかな時間。
しかし、その時間にも終わりが近づいていた……。
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【本編】
(―紫―から順に右にお読み下さい)
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【番外編】
(本編を読んでからお読みください。)
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―逝― |
―心― |
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登場人物
紫(ゆかり)
幽霊が見え、話す事もできる少女。高校二年生。
明るく天真爛漫な性格で、やや子供っぽい雰囲気。
嵐士のことになると自分や周りが見えなくなってしまう。
彩(あや)
霊能力者の家に生まれた紫の親友。高校二年生。
愛想のない謎めいた雰囲気。幽霊を祓う能力を持つ。
自分の能力や苦しみを理解する紫を大切に想う。
薫(かおる)
幽霊に憑かれやすい体質の少女。高校二年生。
霊感は全く無い為、よく紫と彩の会話から置いていかれる。
粗暴な雰囲気だが、彼女なりには友人達を大切にしている。
嵐士(あらし)
交通事故で亡くなった少年(現在、幽霊)。高校二年生。
明朗快活で、人をからかったりするのが好き。
天才肌。紫を溺愛している。
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