The snow of the nostalgia

俺に会えて幸せだった?
俺は、紫に会えて幸せだったよ。

私はいつだって、嵐士君に守られてばかりだった。

クリスマスの日に恋人を交通事故で失った霊感少女・紫。

幽霊が見える紫は、事故後も幽霊になってしまった恋人、嵐士とともに毎日を過ごしていた。
過ぎていくのは少し奇妙で、それでいて穏やかな時間。
しかし、その時間にも終わりが近づいていた……。

【本編】 (―紫―から順に右にお読み下さい)
―紫― ―薫― ―彩― ―想―
【番外編】 (本編を読んでからお読みください。)




―逝― ―心―

登場人物

紫(ゆかり)
幽霊が見え、話す事もできる少女。高校二年生。
明るく天真爛漫な性格で、やや子供っぽい雰囲気。
嵐士のことになると自分や周りが見えなくなってしまう。

彩(あや)
霊能力者の家に生まれた紫の親友。高校二年生。
愛想のない謎めいた雰囲気。幽霊を祓う能力を持つ。
自分の能力や苦しみを理解する紫を大切に想う。

薫(かおる)
幽霊に憑かれやすい体質の少女。高校二年生。
霊感は全く無い為、よく紫と彩の会話から置いていかれる。
粗暴な雰囲気だが、彼女なりには友人達を大切にしている。

嵐士(あらし)
交通事故で亡くなった少年(現在、幽霊)。高校二年生。
明朗快活で、人をからかったりするのが好き。
天才肌。紫を溺愛している。


(作者から)こちらの作品は、当館で閲覧可能な異世界ファンタジー小説 「ノスタルジア」との繋がりはありませんので、ご注意ください。
書いてて自分でどうしようもなく切なく悲しくなってしまった作品ですが、 作者が涙ぐみながら書いてる作品は、大抵文章が独りよがりで突っ走ってて読者に伝わりません。 ああこの気持ちを伝えたいのに。小説ってムズカシイ。

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